急速充電器のある神奈川ばかりなので,ある日,今度は千葉に行ってみることにしました.千葉県内には急速充電器がほとんどない(一般開放しているところはあるのだろうか?)ので,電欠したら面倒なことになります.
この日は用事で平和島に行ったので,その後国道357号で羽田空港へ出て,そこから湾岸線の並木経由で横浜横須賀道路へ.結局神奈川です.首都高も割引料金がいろいろあって,湾岸環八から川崎浮島(料金圏の境目)まではなんと100円.その先も並木まで400円だったので,距離当たりはずいぶん安いと思います.その後の横横道路も休日は割引があり,しかもi-MiEVは軽自動車なので,普通車より2割ほど安い料金です.この点でも経済的です.
湾岸線の大黒PAにも急速充電器があるので,場所と使い勝手の確認のため一度立ち寄ることにしました.80%までの充電なので,ほとんど充電量はなく,充電器の表示では1.5kWhの充電でした.この充電器は東京電力のマークが付いており,もしかしたら設置者も東電なのかもしれません.(ここまで基礎充電から41km)
湾岸線・横横道路を規制速度の時速80キロを目標に走ります.エアコンは暑いとき使用です.
次は,前回も立ち寄った横横道路の横須賀PAです.
昼間のためか利用者も多く,充電器が珍しいのか,空いている充電器をケータイで撮影している若い女性もいました.そこにi-MiEVで利用者が登場したわけで,「ほんとに来たーーー」とか驚かれました.
充電していると,充電器の画面を見る人,車を眺めている人,充電ケーブルの抜き差しを眺めている人,EVの使い勝手などを質問してくる人,人の車をバックに記念撮影する人など,さまざまです.実際に乗っている物好きがいるということが最大の驚きなのでしょうか.
横横道路は「エコロード」,横須賀PAは「エコPA」というコンセプトらしく,道路自体は例えば獣道の確保とか,エリアでは透水性舗装,屋外の木陰の休憩施設などの整備のほか,電気自動車の充電設備の設置など,様々な取り組みを進めているようです.
ここでも充電器は80%までの充電ですが,先が長いので念のため1回追加充電をしました.充電量は表示されないタイプで,車両側の充電ゲージの目盛りは,1回目が7/16→14/16,2回目で14/16→16/16でした.ここまでの距離は,横浜の大黒から33kmでした.
おそらく1回目は「80%」以上に充電されているだろうと思いますし,2回目は一応16目盛りでしたが,PAを出て本線に合流したところで1目盛り減り15目盛りになりましたので,実際には2回目の充電量はかなり少ないのではないかと思います.
充電にかかった時間は,1回目が約15~20分,2回目は30分ほど.やはり急速充電器は満充電に近い部分の充電が苦手というのがよくわかります.充電器の規格は日本主導で規格化が試みられており,CHAdeMO protocol(チャデモ・プロトコル)というのですが,その由来は Charge de Move ということですが,実際には日本語の「お茶でもいかがですか」の意味合いの方が強いでしょう.
15~20分という時間は,確かにCHAdeMOな感じですが,満充電しようとすると,今度はGOHANdeMOでしょうか.実際にPAで食事をしてもなお余る時間でした.
佐原インタで横横道路を下り,久里浜港に向かいます.久里浜からは東京湾フェリーで富津市の金谷まで約40分で行けるのですが,最近はアクアラインができ,しかもアクアの通行料が大幅に引き下げられているため,フェリーの経営は苦しいようです.実際,今まで3隻で運航されていたのが,今年から1隻を売却してしまい,2隻での運航になっているとのこと.運航時間も,以前は結構遅い時間まであった気がしたのですが,今では6時ころから19時ころになっています.
私が乗った時間は昼過ぎだったのですが,車両甲板はだいぶ余裕があり,乗船客は徒歩と観光バスが主で,乗用車はあまりいませんでした.航送運賃は3040円(長さ4mまで)で,やはり軽は経済的.1回乗ると「次回は2割引」の割引券をもらえます.
車両甲板で観光バスの運転手さんに声をかけられ,EVの話をしたついでに,東京湾フェリーの話を聞いたところ,昔は2階の車両甲板もいっぱいで,それでも乗船待ちだったのに,今では2階は使われないとか,やはりアクアの影響がすごく大きいようです.
金谷側の国道はかなり混んでいましたが,ひとまずロープウェイで鋸山に上ってみます.鋸山ロープウェイの駐車場に入るのにかなり待ちましたが,港の近くに「鋸山ロープウェイ臨時駐車場」がありましたし,もしかしたら船の利用者は金谷港で多少駐車させてもらえるかもしれませんし,だめかもしれません.いずれにせよ金谷港には有料の駐車場もあります.
鋸山の山頂にはいろいろな携帯電話会社の基地局がつけてあり,まるで基地局の博物館です.しかもUQ WiMAXの設備まであってびっくりしました.
ところでいつも思うのですが,ロープウェイやケーブルカーは,複数台の搬器や車両が釣り合いをとって,旅客の重さと摩擦などの損失の分だけをモータで動かしているはずです.
多くの場合,午前中は山の上に行く人が多く,夕方は下りる人が多いはずで,朝は電気を使って巻き上げるのでしょうが,夕方はどんな運転をするのでしょうか.旅客が乗れば何もしないでも下りられるどころか止まらないですから,下山の客を満載したときはブレーキで運転するのでしょうけれども,そのブレーキというのはどんなブレーキなのでしょう.回生ブレーキといっても一般の電車と違ってモータは1個ですから消費する先はなく,電力会社に逆潮流できるかどうかはわかりません.結局発電ブレーキで熱にして捨てているのかもしれませんが,そうするとその放熱が気になります.
まあ,いずれにせよ,みんながそれぞれの自動車で山に上るよりは,ロープウェイのほうがエコだろう,ということです.
さて,ここからが長旅です.
浜金谷からは国道127号,国道465号,国道16号,県道90号,県道87号,木更津金田インタ,アクアライン,湾岸線,大井ジャンクション,首都高1号線,都心環状線,3号線,三軒茶屋の経由で世田谷に戻ってきました.距離は110km,エアコンはできるだけ控えめにはしましたが,「暑いとき使用」です.
横須賀PAから世田谷まで110km,距離計のところに表示される「残距離の目安」は30kmほど.これを信じるなら,1回の充電で140kmほどは走れるだろうということでしょう.大黒での充電は必須のものではありませんので,充電量には算入しますが,今回の行程では横須賀での充電だけで十分です.
最後に基礎充電して13.89kWh,横須賀での充電分を「7/16→16/16」と評価し,11.25kWh.大黒での1.5kWhを合わせて26.64kWh,前回の基礎充電からの走行距離は184kmですので,電費は6.91km/kWhでした.
週末のレジャー目的を想定すると,やはり急速充電器がないと,相当半径が狭くなってしまうことは確かです.しかし,目的地の近くで充電ができれば,ある程度距離のあるところでも行ってこられるというのは心強いです.もっとも,今後EVが普及し,行楽地の急速充電器の混雑が深刻な問題になったりしたら,この限りでないかもしれませんが...
なお,繰り返しますがエアコンは「暑いとき使用」の間欠運転です.その他,運転はDレンジで他の車と同じか若干上回る加速,速度は規制速度を目標としましたが,制動はBレンジを積極的に使用してエネルギの回収を図りました.
●まとめ(要約)
世田谷→平和島→R357→湾岸線(大黒PAで一応充電)→横横道路(横須賀PAで必要な充電)→佐原インタ→久里浜港→(東京湾フェリー)→金谷港→R127→R465→R16→県道→木更津金田インタ→アクアライン→湾岸線→大井ジャンクション→首1号→都環→首3号→三軒茶屋→世田谷
エアコンは暑いとき使用.外気温は26度くらい.
横須賀PAでほぼ満充電まで充電し,全体で184km,充電量は26.64kWh.電費は6.91km/kWh.
横須賀PAから世田谷までは110km,到着後のバッテリ残量目安は2/16,残距離目安30km.
ある程度エコランに気をつければ,週末のレジャーもある程度楽しめると思います.
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