先日京急に乗ったときに,駅売店で「京急時刻表」というものを売っていたので1冊購入し,読んでみたところ,「さすが京急」というような列車がたくさん走っていました...
●ホームに電車を縦列駐車
京急線の列車は,快特が8~12両に対し,各駅停車(普通)は4~6両と,列車による編成両数の差が大きいのが特徴です.
これを活かし,長いホームに各駅を2本縦列駐車のように止め,同時に快特と接続するようなダイヤが組まれています.
(金沢文庫で1日3回行われる縦列駐車の例)
20:00 普通浦賀行きが副本線(待避線)の前のほうに到着
20:01 特急三崎口行きが本線に到着
20:02 同発車
20:05 普通新逗子行きが,副本線の後のほうに到着(浦賀行きと縦列駐車)
20:06 京急ウイング3号久里浜行きが本線に到着
20:07 ウイングと浦賀行きが発車(同時かもしれない)
20:09 新逗子行きが発車
文字で書くとあまり「すごい」という実感がないですが,ホームに2本の各駅を縦列駐車し,その後快特が到着,そのうえ普通と快特が同時またはほぼ同じ時刻に発車というダイヤは,まさに神業といっていいものではないかと思います.
●駅の手前で抜かれます
羽田空港から横浜方面直通の列車に乗ると,聞きなれない放送を聞くことができます.
「この電車は特急浦賀行きです.京急蒲田を出ますと京急川崎に止まります.京急川崎で,後から来る快特三崎口行きの後に連結し,金沢文庫まで快特で運転いたします.このため京急川崎の手前で後からの快特に抜かれます.京急川崎へお急ぎの方は,2番線の快特にお乗り換えください.」
これを聞いて意味がすべてわかる人は,かなり京急に乗りなれた人なのだと思います.
空港からの列車に乗ると,まず蒲田でスイッチバックとなり,品川からの快特よりも先に発車します.そして川崎の手前で最近新設されたポイントを通って引上線に入ると,後からの快特の進路が開通します.駅ではないところで客を乗せたまま快特の通過待ちをすると,目の前の快特は川崎駅に滑り込みます.そして空港発が待っている引上線のポイントは川崎駅側に開通し,入換信号によって駅に進入し,快特の後に増結します.
時刻表によると品川発も2分未満(時刻表上の停車は1分)で発車しているようですので,非常に迅速な併結を行っています.
本線を走る列車同士で連結しようとすると,概ね1分~2分の間隔をあけて走ることになり,また,前に止まっている列車があるということで相当前から減速・徐行をしながら近づくことになり,1分台の停車では難しくなります.しかし京急の場合は駅のすぐ手前の引上線で後側の列車を待たせておくことで,ほぼ通常の停車時間程度で併結をこなしてしまうあたり,「神業」を感じます.
さらに,「ニコニコ動画」などでは本線で入換電車が逆送して,2本同時に列車がこっちに向かってくるなど,信じられないようなシーンがたくさん見つかりました.
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