岐阜県の地銀である大垣共立銀行は,「ライフプラン"Re"」というローン商品を発売するそうです.この商品,なんと全国初の「離婚ローン」.
資金使途は「離婚時に発生する慰謝料,財産分与,裁判費用」となっており,こうした費用は通常一括で支払うことが多いと思われるため,利用者のニーズを捉えた便利な商品といえそうです.
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岐阜県の地銀である大垣共立銀行は,「ライフプラン"Re"」というローン商品を発売するそうです.この商品,なんと全国初の「離婚ローン」.
資金使途は「離婚時に発生する慰謝料,財産分与,裁判費用」となっており,こうした費用は通常一括で支払うことが多いと思われるため,利用者のニーズを捉えた便利な商品といえそうです.
前回まではボート免許の話でしたが,今回は乗客として乗る船の話.
東京の川や運河を走る定期航路といえば水上バス(これも細かくいうと2つの会社が運営しているようです)が有名ですが,最近就航した「アーバンランチ」(Urban Launch)という航路があります.
アーバンランチを運航する会社(観光汽船興業)は定期船のほか同じ船で貸切運行も行っており,「クルーザーのある生活」を売り文句にしています.
この航路,水上バスのような大きさの船(50トン~100トン以上はあるのでしょうか?)ではなく,大きめのクルーザー(19トン)を使った定期航路なのです(ただし免許上の位置付けは不明).飛行機でいうところのコミュータ航路のようなものでしょうか.
従来,桟橋の設置などの水面利用許可は条件が厳しく,新規参入にはそれなりの障壁があったようですが,東京都の「運河ルネッサンス」という計画により,観光桟橋の設置や水面利用などの規制が緩和され,芝浦アイランドに設置された桟橋から台場への航路が新設されました.その後最近では豊洲に延伸されたり,船を増備するなど,もしかしたら順調に利用者が伸びているのか?と思える状況のようです.
この「アーバンランチ」,ビッグサイトに用事があった帰りに乗ってみることにしました.
アーバンランチの運航は,芝浦アイランド~台場~豊洲になっていて,1区間500円,通しで乗ると1000円です.ペットや自転車を乗せることもでき,その場合は別途200円.
芝浦~台場は10時~17・18時頃の間で概ね1時間間隔,台場~豊洲は1日4本です.私は台場~芝浦で乗りました.台場の桟橋は水上バスの桟橋を使っていて,ゆりかもめ線のお台場海浜公園駅から歩いて数分のところにあります(DEX東京ビーチの裏).芝浦は芝浦アイランドの桟橋で,ピーコックの裏にありました.
水上バスの桟橋を見つけ,ターミナルビルの発券窓口を見てみると,アーバンランチの乗船券は船内でお求めくださいとのこと.念のため係の人に桟橋の場所が水上バスと同じか確認し,時間まで待つことにしました.
ほどなく「17時25分豊洲行き」が桟橋に到着,同時に沖合を見ると既に同型の船が近づいているのがわかります.豊洲行きは2分ほどで乗降を終えると去って行き,すぐに「17時30分芝浦行き」が到着.いずれの船も船長のほか1~2人の乗組員が乗船して運航しているようです.私が乗った船は乗客が8人くらいで,豊洲行きも同じくらいで出航していきました.カップルや観光目的で乗船と思われる人が4名,実需(?)と思われる人が私を含め4名(うち1人はベビーカーに乗った幼児)でした.
船は双胴型のクルーザーで,やはりプレジャーボートよりははるかに大きく,途中で抜ける水門では幅が結構ギリギリな感じがしました.船室には操舵室と後にキャビンがあり,まさにクルーザー仕立て.甲板は自転車置場とテーブル席があり,船尾には一段高い甲板があるため,そこに立つと風を受けて走る爽快感が味わえます.
台場を出港するとレインボーブリッジの橋脚をかわし,芝浦の船着場へ.地図を見ておけばわかったのでしょうが,いや,運河ルネッサンスというからには当然なのでしょうが,なんと芝浦は運河の中でした.(海なし県ならぬ海なし区に住んでいるので,海沿いの地理にうといのです.)
レインボーを横目に走った先は,なんと水門.幅の広いクルーザーには結構ギリギリの幅の水門を抜け,怖いくらいの高さの橋を次々くぐります.後ろの少し高い甲板に立っている人の頭がぶつからないか心配なくらいで,実際に乗組員はそれも警戒しながら見張りをしている様子でしたが,聞いたところそのときはちょうど一番潮位が高いときで,そのときはギリギリになってしまうとのこと.
運河を少し走って,芝浦では高層マンションや店舗が入ったビルのふもとに設けられた桟橋に到着します.=写真は芝浦の桟橋=
用事があったついででもよいですが,わざわざ乗りに行くのも楽しい航路ではないかと思います.本数が少ないため,乗船の際はwebページで時刻を確認してから行かれることをお勧めします.
たいした使い道もないのですが小型船舶操縦免許(ボート免許)を取りました.最近ではボートを結構安くレンタルできるところも増えているらしいので,実際に船を借りて出ることもできますし,おもしろさの割には手軽なレジャーであるともいえます.(安いところだと1日1万円くらいから借りられるようですが,普通の店で燃料費を合わせても3万円以内で十分楽しめるのではないかと思います.1人では割高ですが,3人4人で楽しめれば,浦安の河口にある商業主義的なネズミ展示場などと比較しても十分割安ではないでしょうか.)
ボート免許については自動車の免許と異なり通常あまり知られていないと思いますので,備忘録を兼ねて参考に記すことにします.(2007年8月~9月にかけて取得.)
●免許の区分
「船」の免許制度は大きく分けて「海技士」と「小型船舶操縦士」の免許があって,20tを境に分かれています.意外なことに,「海技士」の免許があっても,小型船舶を操縦することはできません(バスの免許を持っていれば乗用車も運転できるのと対照的です).海技士の免許が「航海」「機関」などの職制別に分かれているのに対し,小型船舶は全ての業務を船長が自らできるのが前提のため,資格自体が分かれているようです.
海技士についてはご自身で調べていただくとして,素人が取る可能性のある小型船舶免許は「一級」「二級」「特殊」に分かれています.水上オートバイに乗るには必ず特殊免許が必要で,一級や二級では乗れません.ちょうど,四輪と二輪の関係のようなものです.(以前は特殊の区分がなかったため,その時期に既に免許を取っていた人は,今の特殊を持っていることになります.)
一級と二級の違いは船の大きさではなく航行範囲の制限で,二級では5海里(約10km)以内の沿海に制限されるのに対して,一級では特に制限がないといった違いになります.初心者のレジャーでは,5海里以上沖に出るということはあまりないと思いますし,レンタルボートも航行範囲が決められているため,ほとんどの人は二級の免許を取れば十分です.
●免許の取り方
ボート免許の取得方法は,概念的には自動車と大きく変わりません.第1は登録教習所に通ってそこで修了試験を受けるコース(試験は免除になる),もう1つは一般の免許スクールで講習を受けて国家試験を受けるコースです.
自動車の場合は多くが「指定自動車教習所」を経由するコースだと思いますが,ボートでは自動車ほど一般的ではなく,JMRA(国土交通大臣の指定を受けて試験を実施する機関)の発表によれば2級の場合60%以上が免許スクール,3割強が登録教習所,2%ほどが「個人申請」となっています.なお,免許スクールではたいていの場合申請手続きを代行してくれるため,ここでいう「免許スクール」とは,「スクール経由で申請した人」ということだろうと思います.一級の場合は登録教習所が約半分,免許スクールが半数弱,約5%が個人申請となっています.
免許スクールの場合,実技1日,学科1日(一級は学科2日)というパターンが多いようです.一方,登録教習所に行った場合は,本人の実力に関係なく最低限の教習時間が決まっていて,このことは自動車と同じです.学科,実技とも,決まった時間の教習は必ず受けなければならず,その時間は免許スクールのコースに比べて長めです(ただし,最近の制度改正で「学科だけ」「実技だけ」の受講も認められたようです).
もともと合格率の非常に高い試験であり,免許スクールの短い講習を受ければほぼ合格できるようですので,教習所に行く必要はあまりないと思います.
免許証をもらうまでの費用は,免許スクールだと二級で7万円~8万円,一級では8万円~9万円程度のことが多いようです.このうち3万円強は最低限必要な費用(国家試験の受験料など),数千円が手続代行費となっています.(スクールによっては法定費用を別に表示しているところもありますので,申し込む人はよく確認してください.)教習所の場合,おそらく10万円以上になるのではないかと思います.
●個人申請・学科自習がおトク
教習所に行く人を除けば,ほとんどの人は,免許スクールのコースに申し込みをして,そこで学科・実技の講習を受けるとともに,試験機関への申し込みから免許証の受領までを頼んでしまうようです.しかし,手続の代行にも手数料がかかります.手続の方法や試験の日程は試験機関のwebページ(http://www.jmra.or.jp/)を見るか,電話で聞くこともできます.申請書も切手同封で請求すれば送ってくれますので,自分で手続をすれば安上がりです.
学科の講習はスクールの講習に含まれていて,概ね1万円~2万円程度が学科分であることが普通です.しかし,学科の勉強は教本や問題集を買って自分で行うこともできますし,これらを読んで一通り勉強しておけば十分合格できる試験です.スクールの中には「学科自習コース」などを設けている場合もありますし,それがなくても学科の分を引いてくれたり,「既に試験申請は自分で済ませました」といえば実技の講習料だけで講習をしてくれるところもあります.費用や日程の条件が合うところを当たってみるようにしてください.
なお,多くのスクールでは「ロープワーク」(ひもの結び方)を学科の時間に行っているようです.自習を選んだ人は,ロープワークについては自分で練習しておく必要があります.教本を見ながらテキトーな棒にくくりつける練習をしておけばよいでしょう.
●実技は免許スクールで
学科や手続は自分でできても,実技の講習はさすがにスクールで受けるのが現実的です.小型船舶の場合,航路や港内など一部の場所を除いては,免許受有者が船長になってその他の人に操船させることも許容されているため,知人に免許受有者がいれば講習をしてもらうということも制度上不可能ではありません.しかし,試験の採点を前提にした講習というのは通常の操船と異なるノウハウが必要ですし,タダというわけにはいきませんので,やはり免許スクールで受講するのがよいでしょう.
私の場合,JACSボートライセンススクールというところに電話をかけ,「試験申請は個人申請」と伝えたところ,実技の講習のみで税込み2万8千円でした.日程の都合で私はここにしましたが,値段を比べると,もっと安いところもあるようです.
●一級か二級か
手軽なレジャーとして楽しむ限り,二級の免許で不足になることはあまりないため,二級を受験すればよいと思います.しかし,二級と一級の違いは学科試験の科目が多いだけで,実技試験は全く同じです.(二級を取ってから一級を受ける場合,不足する科目を受験するだけで進級できることになっています.)
一級で初めて登場する「上級科目」については,試験中に配布される海図を使って船の位置や潮流を加味した進路などを求める問題が出るため,勉強が若干面倒です.(ただし,製図や作図に抵抗がない人にとっては簡単です.)このため,免許スクールで学科を受験する場合,二級よりも1万円程度高くなり,講習も1日多くなるのが普通です.費用はともかく,講習が長くなることで敬遠する人も多いのではないでしょうか.さらに,学科の受験料も3千円程度高くなります.
しかし,学科を自習するのであれば,差額は受験料の差額と問題集代(海図問題にはコンパスやディバイダと大きめの三角定規が必要なので,持っていない人はその費用も)程度で済みますし,勉強の時間も自分の都合がよいときで足ります.試験には問題集に載っているか,非常に似ている問題ばかり出題されますので,問題集を中心に勉強すればよいでしょう.
私はこのような方法を取ったので一級を受験することにしましたが,学科も免許スクールに行く人の場合,わざわざ1日多い講習を受けてまで一級を取ることもないように思います.(外洋に出たい人は別です.)
●結構安上がりに
私の場合,試験機関に支払う手数料が27700円(身体検査3200円,学科5900円,実技18600円),講習料が28000円,合格後に免許証をもらうための登録免許税が2000円でしたので,合計57700円で免許証をもらうことができました.教本と問題集で概ね6千円(二級受験であれば4千円程度?)ほどかかりましたが,それをあわせても一般的な免許スクール(学科講習も受ける場合)よりは2万円程度安くなっているように思います.(細かいところでは,交通費や受験料の送料などがかかっています.)
※ここで紹介した方法は確かに安上がりですが,手続の方法を自分で調べたり,自分で教本を読んで勉強したりという手間がどうしても必要になります.こうしたことが苦手な人は,最初から免許スクールに行くほうがよいかもしれません.私の行った「JACSボートライセンススクール」では,「学科独学コース」があり,それであれば私が選んだ方法との差額は数千円しかありません.
●試験申請
試験申請は,JMRAから試験申請書(願書)を取り寄せ,それに記入して送ると受験票および注意書きが郵送されてきます.詳しいことは申請書に同封された説明書に書いてありますので,よく読んで不備のないように申請するようにしてください.
実技の試験は予約制になっているため,申請書を送る前にJMRAに電話して実技試験の日を予約するようにします.電話をする前に,JMRAのwebページで学科の試験日や試験申請の締切日を調べておくとスムーズです.予約番号を聞いたら,申請書に予約番号を書いたメモを付けておきます.(ただし,webページでわかるのは学科試験の日だけで,実技試験の日は「未定」と書いてあります.電話で聞くと教えてもらうことができます.)
受験料は郵便局で為替証書を出してもらい,申請書に同封します.
●学科試験
学科試験は大きな会議室を借り切って行われ,一級受験者は100人くらいのようでした.最初に身体検査で,一人ずつ試験員に呼ばれて視力や色覚の検査をします.聴力や身体機能は,一連の動きができればOK.
一級の試験は,最初から受ける人は140分,二級からの進級は70分,旧制度の免許からの進級はまた違う時間と,終了時間が人によって異なります.140分の人はあまり多くなく,70分の人が多かったようです.
試験開始後30分経過後は退室してよく,私は一級の科目を含めて30分ちょっとで終わりましたが,よく見直しなどをして,1時間弱で終わりました.問題は持ち帰ってよく,試験開始後50分ほどすると正解が室外に張り出されるので,帰りにそれを見て答え合わせができます.私は基礎科目で2問間違えただけでした.(合格ラインは総点数の3分の2程度,ただし各科目で半分以上だったと思います.)
レジャー目的での取得の人が多いのではないかと思いますが,小型船舶の範囲は原則20トンまでなので,それ以下の漁船や作業船,さらには小型の屋形船なども小型船舶免許で操船できます(ただし屋形船やチャーター釣り舟など旅客運送をする場合は別途講習が必要).そのため業務上必要という受験者もそれなりにいると思われます.
●実技講習
実技の講習は,江戸川の市川市側で行いました.朝8時半に集合,9時開始で,1隻の船に講師1人講習生3人の4人で乗船し,18時ころまでかかりました.私は東京の西郊に住んでいるため,東京のちょうど反対側に行くこととなり,疲れました.
午前中早いうちは点検や装備の使い方を,11時ころからは川に出て操船の講習です.風はそれほどありませんでしたが桟橋が思いのほか揺れ,船に乗る前から酔いそうになってしまいました(むしろ乗った後の方がよかった).小さい船は思いのほか揺れるものです.酔いやすい人,特にボートに乗ったことがない人は酔い止めを用意しておくとよいです.
試験では試験員に指示をされたら復唱すること,動作が終わったら「終わりました」と言うことが重要で,試験場は海や川の上で小声では聞こえませんので大声で伝える必要があります.講習のうちに指導されますが,大きな声ではっきりと「○○します!」「○○よし!」「○○終わりました!」とできるように注意しておきましょう.
操船自体はそれほど細かいことは問われない(S字やクランクのようなものはありませんし,坂道発進もありません)ので,難しいことはありません.ただ,人命救助という課題があり,落水者に見立てたブイを拾いに行くという課題を課され,そのときにスムーズに拾えないと減点になるため,他の人が操船しているときもよく見ておくことが大事です.
その他,「避航操船」という課題(試験員から他の船が近づいてくる写真を見せられ,適切な操作を行う)があり,例えば「正面からモーターボートがきます.適切な操作をしなさい.」(正解:右に転蛇して避航する),「右から漁船です.適切な操作をしなさい.」(正解:一般的には停船が無難)といった形になります.船の世界では,位置関係や船種によって「避航船」(相手をよけなければいけない船)と「保持船」(相手がよけることを期待し,進路と速力を保つ船)になる優先順序が決まっており,本来はそれをきちんと判断する必要があります.しかし,スクールでは「そもそも避航操船の試験だから,自分が保持船になることは絶対ない.必ず避航船だ.ポイントはただ1つ.正面から来たら右転蛇,それ以外は停船でいい.」とのこと.自動車教習所の「三角窓」のようですが,実際の操船でもおそらく停船は間違いではないでしょう.とっさの判断を求められますが,講師が教えてくれた今のポイントで試験の時も大丈夫です.間違っても「下から潜水艦が来ます.適切な動作を取りなさい.」(正解:神に向かって祈る)といった課題は出ませんのでご安心を.
そして,難しいことは,最後の最後でやってきました.飛行機では着陸,電車では停止位置への停止,車では車庫入れや縦列が一番難しいように,船も着岸が一番難しいのです.
船は車と違い,低速では舵が効きにくい特性があります.また,ブレーキがないため止まりたいときに止まることもできません.進路は早めに取っておき,岸が近づいたら今度はとにかく早めにエンジンを切り,惰性を使って止まりそうな感じで付けるくらいの感じでよいです.私も講習生も何度も何度も失敗し,結局不安なまま講習を終える感じでした.
講習は講師や他の受講生がよかったせいもあって楽しく終わりましたが,私の他が全員たばこを吸っていて,休憩のとき煙かったです.
18時ころ,すっかり暗くなったころ講習は終わり,船の揺れの感覚が抜けきれないまま,京成の子会社のバスで駅に向かうことになりました.
●実技試験
実技試験は東京メトロ東西線の浦安駅から歩いて10分のマリーナで行われます.試験員2名,船2隻で行われ,受付や説明も試験員が行うという無駄のない試験です(このため,遅刻すると試験場に誰もいないということに).このマリーナは非常によく使われる試験会場で,試験機関の船が預けてあるらしく,きっと日常の点検や清掃なども試験員の仕事なのだろうと思います.
私が受験した日は雨が降っており,風もあったため,普段はネズミ展示場近辺の海で試験をするところ,2006年8月クレーンを上げたままの作業線が東電の送電線を切断する事故があった付近の旧江戸川で行うことになりました.
1班に2人~3人が乗船して受験し,試験は一応受験番号順ですが,自動車のように1人が最初から最後までではなく,項目ごとに受験者が交代交代で行うため,逆順で行われる項目も出ます.このためどの番号がよいとは一概にいえません.私は受験番号が一番若かったのですが,点検は最後,操船は最初,蛇行は最後,着岸も最後でした.
試験は実技講習で習ったようなことと概ね同じで,それほど難しくはありませんがやはり緊張します.不合格になると受験料(18600円と高額)がもう一度必要になりますし,時間ももったいないものです.落ち着いて合格を目指すのが一番の近道です.
私の時は,次のような失敗をしてしまいました.
・人命救助(順番が最初)のとき,「用意してください」といわれ,ボートフックの位置を確認するだけにして「ボートフックよし」として救助に向かおうとしたところ,「用意してください!」と再度促され,ボートフックを持って確認したのですが,「それじゃ用意できてないでしょう,後に持っていきなさい!」と注意されました.スクールでは「ボートフックがすぐ取れるよう,位置を確認しておく」と習ったので,試験では要注意です.ボートフックは必ず船尾側に持って向かいましょう.
・着岸のとき,着岸点に軽くぶつけました.(全員ぶつかったような...)試験員は,「みんなも車運転するとき,車庫の壁にぶつけて止めたりなんかしないでしょう!船だって同じです」と言っていました.ちなみに私は自動車の試験のとき最後の最後の発着点にタイヤをこすって減点されました.
・係留のとき,ロープの結び方を失敗して,「これじゃー,食事行って戻ってきたら船がなくなってるよ!ちゃんと練習しておきなさい!あと,結ぶ位置がこれじゃスプリングだ!前の係留位置はもっと向こう!」とのこと.係留は完全に失敗です.
他の受験者も,概ねこの程度の数の失敗はあり,その都度注意されていました.自動車と異なり,試験員は粛々と採点するだけでなく,間違ったところはその場で指導されます(ただしやり直しは許されず,減点になります).
それでも,最後の講評では,「皆さん大体よくできていました.安全確認とかもちゃんとできていましたね.あとは,自分の船に乗るようになったら,絶対に試験船と違う船ですから,よく練習して慣れるようにしてください.船は思ったより進んでしまうので,着岸とかでこすらないように.」ということで,不合格の人にこんな講評はしないでしょうから,多分全員合格だと思いながら試験を終えました.
●合格発表
合格発表は「実技試験の翌週の木曜日」となっていて,私の場合は10日ほどかかりました.やはり失敗がいくつもあると不安でしかたないもので,発表日まで気になっていましたが,結果は合格でした.実技の合格率は95%ほどはあるらしく,よほど重大なミスがなければ合格できるのではないかと思います.一緒に受験していた人も全員合格でしたので,スクールで習ったことをきちんと思い起こしながら慎重に取り組めばまず合格できるのでしょう.
それにしても,係留に完全に失敗しても免許証がもらえるというのは,なかなかすごいものだと思います.
●免許証
スクールに頼んだ人は,スクール依頼の海事代理士が免許証の受領まで行ってくれるため,しばらく待っていれば免許証が郵送されてきます.しかし,自分で手続をする人は,試験機関で合格証明書を受け取り,国土交通省の地方支分部局である地方運輸局に申請をしなければいけません.手続は郵送でもできますが,試験機関と運輸局は近くにあるため,出頭してその日のうちに終わらせることもできます.何より,関東の事務所が両方とも東京ではなくて横浜というのが非常にいい味を出しています.みなとみらい線のホームにはかもめの鳴き声が流れ,運輸局のビルからは港が一望できるようなところです.これがさいたまだったら,海への高揚感っていうものが一気に2割引になってしまうことでしょう.
私の場合は,朝のうちに試験機関で合格証明書を受け取り,その足で運輸局に行き,その場ですぐに免許証を受け取ることができました(試験機関はみなとみらい線日本大通り,運輸局は同線馬車道が最寄駅).試験機関に行くと合格証明書と一緒に免許申請書と注意書きを渡されるので,それを読んでおけば手続も間違いありません.直接行く人は,免許申請用の写真(試験申請用の写真と同じでかまいません)と住民票(試験申請時に試験機関にコピーを提出しているはずなので,その原本)が必要になるのでお忘れなく.
●これから免許を取る人は・・・
これから受験する人は,まず「いまから取るボート免許」を1冊購入し,本文やDVDを一通り読んでみて,免許取得までの流れの実感をつかんでみるのがよいと思います.この本には「海図問題の解き方」というページがあり,練習用の海図もついていましたので,この本を読んでから「一級か二級か」を決めてもよいと思います.
そして,免許取得の方法を決め,もし本人申請にするのであればJMRAのwebサイトで試験日程を調べ,郵送で出願書類を取り寄せるとともに,教本類を購入し,学科の準備をすることになります.(学科を含めて免許スクールに行く場合は,教本を自分で買わないのが普通ですので,申し込みの際によく確認してください.)
学科の準備は一通り教本を読んだ上で問題集を中心に進めるのが効率的ですが,問題集には解説がついておらず,正答の番号しかわかりません.そのため,教本も一緒に揃えるようにしてください.
(最初に読むのがよい本)
(教本類)
(一級を受ける人は,上に加え以下の2冊も)
(JMRAのwebサイト)
実は私は今まで自動車の免許を持っておらず,この年にして教習所に通い,初めて免許を....っていうわけではありません.おそらく,私が取ることにとても意外性がある免許の1つではないでしょうか.
水上バス(小型船舶のカテゴリに入るようなので,定期運行の水上乗合タクシーかも?)で通勤している悪い知人が,「俺も免許取って船運転するするする!」とかいって免許を取ったため(乗せてくれてありがとうございました),では私もといって,ネタで使いもしない免許を取りにいった次第です.
この免許で操縦するような乗り物を買うようなお金はもちろんありませんし,残念ながらそんなものにステータスを感じる性格は持ち合わせていません(クルーザを買うお金があったら,家に自動改札機を買いますし,そのほうがよほどステータスになると思います).それに,仮に中古で安く買ったとしてもその後がとても高くつきます(係留だけで年に50~60万円とか).だいいち,1日1万円程度からレンタルできるようなものを買ってもしかたありません.それ以前の問題として海に出るのも怖いですので,せいぜい東京の川で練習する程度にしておこうと思います.
「私の視点,私の感覚,私の言葉で参加します.」をキャッチフレーズに,裁判員制度が2009年(平成21年)から開始されることになっています.裁判員制度では,重大な刑事事件(殺人や人のいる建物への放火などが代表的な例ですが,「故意の犯罪行為により人を死亡させた事件」も含まれるので,傷害致死や危険運転致死なども含まれます)の第一審(地裁での審理)において,現行の3人の職業裁判官に加えて6人の裁判員による合議体による裁判を行うものです.
裁判員制度の導入の背景には,刑事裁判に時間がかかるとされること(裁判の迅速化),起訴から判決に至るまでの過程の難解さ(裁判のわかりやすさ),国民感情との乖離(国民感覚の反映)があるとされています.
確かに刑事裁判の中には1審の判決が出るまでに何年も費やす事件もあり,また,責任能力や情状(成育過程など)が争点になった場合などは,裁判は非常に難解な応酬が続きます.そして,最近は判決がずいぶん厳しくなっているように感じますが,「国民の一般的な感情とかけ離れている.」といわれることも多く,このような点を変えていくために司法制度改革の目玉として裁判員制度が導入されることになったのでしょう.
●「迅速な裁判」の意義
まず,最初に述べなければならないのは,「迅速な裁判」は,被告人の憲法上の権利とされていることです.特に無罪を主張する被告人,まして勾留されている場合などは,被告人という非常に不安定かつ不利益な立場が長く続くことは望ましくなく,迅速に法的地位を確定させてほしいという権利が保障されなければなりません.確かに被害者にとって裁判が長引くことはつらいこともありますが,裁判の迅速化はあくまでも被告人の権利保障が大前提で,逆に被告人が十分な審理を求めているものを「迅速化」することは,被告人の十分な防御を妨げるおそれがあり,許されないのだと思います.(確かに裁判迅速化法では迅速な裁判が社会全体の要請であり法益であるように規定していますが,あくまでも当事者の正当な権利の保障が大前提です.)
では,日本の刑事裁判は本当に時間がかかるのでしょうか.この点については,「一部の事件を除き,非常に迅速に行われている.」ということができると思います.(もっとも,否認事件などで保釈がなかなか行われないといった問題などは指摘されています.)
最高裁がまとめた資料(2006年)によれば,裁判員制度の対象となる重大な事件でさえ,43%は3回以内の公判で判決が言い渡されています.事件の多くは自白事件で,事実関係は争わず情状が争点という事件が多いのだと思います.公判が3回で終わるのは自白事件でしょうが,初公判と次の公判で結審し,3回目には判決言渡しということですので,ほとんどの事件は非常に迅速に終わっているということができます.逆に公判が10回を超えるような事件は1割に達しません.
つまり,争点が明白な事件は今でも非常に迅速に処理されており,時間がかかっている事件は多くの問題点を掘り下げて審理しているのであって,無駄に時間をかけているというわけではないということです.被告人には自己に有利な主張を尽くさせるべきで,その権利の行使をもって訴訟の遅延というのは強引にすぎます.仮に弁護人が訴訟の遅延を図ろうとしても,裁判所の訴訟指揮権によりことごとく斥けられています.「迅速化のための迅速化」は,被告人の権利を損なうおそれがあり,慎重にならなければなりません.
●裁判の多面的な機能
刑事裁判の第一義的な役割は,罪を犯したと疑われる人が真犯人であるかを判断し,真犯人であればどの程度の量刑がふさわしいかを公正に決めることです.
ただ,実際にはそれだけにとどまらず,事件がどのようにして起こったのか(なぜ被告人がそのような罪を犯すに至ったのか)を解明し,社会に対し問題点を開示し改善を働きかけることや,裁判の過程で被告人に被害者の感情や罪深さを自覚させるような機能を果たしています.
前者は,裁判の過程で(主として被告人の情状に関する弁護人の主張において)例えば被告人の成育過程についての主張がなされることで,被告人がなぜ罪を犯すに至ったのかという背景を解き明かし,それを社会全体が受け止めることで,社会が有する問題点を改め,ひいては刑罰の威嚇と異なる角度から犯罪を抑止するというような機能です.
後者は,裁判の過程で主として検察官の立証において被害者の供述調書が読み上げられたり,現在では被害者が直接法廷で意見を述べるような機会をもって,被告人に被害者の感情を自覚させるようなことですが,被告人の中には時間をかけて繰り返し働きかけをすることによらなければ,自分の行為の罪深さを理解できない者も多くいます.これは刑が確定後に刑務所で行うことも可能といえば可能かもしれませんが,裁判の過程でこうした自覚を持たせ,言い渡された刑を納得するような形で受刑してもらう(言い方は変なのですが)ことで,反省・贖罪の気持ちを自ら持たせ,少しでも被害者や社会が理解できる形で更生してもらうということも,非常に重要なことです.このことは,社会復帰を前提にする刑罰においては社会防衛の見地からも重要です.
刑事裁判のこのような機能は,時間を十分にかけた丁寧な審理,場合によっては公判の間で証人や鑑定人を請求して立証をさせるなどの審理過程など,刑を決めるというだけであれば必ずしも重要な争点とはいえない部分についても双方の主張を一つ一つ検討して判決文にまとめるような公判のあり方(時として「精密司法」といわれることがあります)によって実現されてきたものですが,裁判員制度と「精密司法」はなじまないため,結果としてこうした機能をばっさり切り捨てることになりかねないのではないかと思われます.
●「精密司法」と相容れない裁判員制度
裁判員制度では,裁判員を民間から抽せんで集めてくる必要上,概ね1週間以内の連日開廷による集中審理で,判決の言渡しまで行うという制度になるようです.そのために,事前に裁判所・検察官・弁護人の3者が争点を整理し,審理計画を立てる方式(公判前整理手続)が既に導入され,審理期間の短縮が図られています.
今までの刑事裁判は,公判と公判の間が概ね1ヶ月ほどで,場合によりそれを短縮しながら迅速な裁判を行う形で行われてきました.この方式を「歯科治療方式」という人もいるらしく,これが裁判に時間がかかる要因と感じる向きもありますが,裁判の争点によっては,検察側の立証を切り崩すための証拠や証人を集めるために時間がかかる場合もありますし,主張の内容を充実させるためにはそれなりの期間が必要であることも確かです.この時間は決して空費されているわけではないと考えることもできます.(もっとも,公判前整理手続では立証計画も打ち合わせるため,その際に反論すべき事項も予想できる,という反論があるかもしれません.)
現在の裁判で公判前整理手続が実施された事件では,集中審理,休廷,集中審理,休廷,判決,といった形で断続的に集中審理を行い,最後に判決を言い渡す形が取られているようです.それにより,集中審理のデメリットを極力抑える配慮がなされているともいえます.
しかし,裁判員制度のもとでは裁判員が判決言渡しまで立ち会うとされており,その場合,最終日に評議が終わり次第裁判官とともに判決を言渡し,任務を終了するということもありえます.
判決書(判決文)は裁判官が作成することになっていますが,今までの判決文は,特に重大な事件のものでは相当な分量に及ぶことが多く,その中では事件の詳細な事実認定,被害者の供述および成育歴,処罰感情,被告人の成育歴など犯行に至った経緯など,非常に様々なことが記載されています.これらは被告人だけでなく社会に対して向けられたメッセージであるとともに,被害者には事件および裁判所の判断についてを事細かに説明する,非常に貴重な書面であるといえます.実際,重大な事件では判決の言渡しが数時間に及ぶことも珍しくありません.
裁判員制度のもとでは,制度的にもこのような「大作」の判決文を書くことは難しくなる(可能であるとすれば,初公判の前に,公判前整理手続で得た心証をもとに裁判官が下書きを用意しておく(!!)くらいしかない?)ため,まさに判決文として必要最小限のこと(とさえ言えるのかどうか...)しか書かれなくなってしまうのではと危惧します.あらかじめ争点を絞り込んでしまい,それについて是か非か程度しか判断しないとすれば,これまでわが国が培ってきた「精密司法」の対極に位置する粗雑な判決になってしまい,誰の心にも働きかけるものがなくなってしまうのではないでしょうか.
●裁判員裁判の行方
ここまで,裁判員制度の問題点をいくつか指摘してきましたが,私が提起した論点はあまり一般的(多くの人が語らない)論点かもしれません.一般的には,「忙しいのに.」といった意見や,「素人が被告人を裁けるのだろうか.」といった意見が多いのではないでしょうか.仕事を休まなければいけないという問題はともかく,市民から選ばれた裁判員が裁判に関与すること自体は,そうおかしなことではないと思います.国民の司法参加の制度には既に検察審査会があり,検察官が不起訴にした事件について被害者の申立てを受けて11人(全員国民選出)の審査員の審理により「不起訴不当」ないし「起訴相当」の議決ができることになっています.
裁判員制度の導入を前に模擬裁判を行うと,概ね,「事実認定は厳格に(疑わしきは被告人の利益に,の原則が貫かれやすく),量刑は厳しく」という結果が出ているとされています.模擬裁判に参加する人は自ら裁判員制度に関心を持って応募した人でしょうから,抽選で無作為に選ばれる裁判員とは異なりますが,この傾向は確かに国民が一般的に感じていることに近いといえるかもしれません.
もちろん,量刑の判断は一概に厳罰化が望ましいわけでもなく,今の量刑が決して軽いということもないと思います.また,量刑を考えるときは被害者や社会の処罰感情だけでは不十分で,被告人の更生や社会復帰への影響(一般に刑期が長くなると社会復帰も困難になり,結果として再犯の可能性を高めてしまうといった問題点もあります)など,いくつもの視点から総合的に判断する必要も求められます.同種の事件においても,裁判員によって量刑が大きく異なるという事態も不公平であり,こうした点については裁判官が裁判員に十分な説明を行うなど,裁判員時代の訴訟指揮が求められていくことになるのでしょう.最終的に裁判官と裁判員の判断が乖離したとしても,被告人に不利な判断を行うには裁判官の意見が1人以上含まれていなければいけないという一定の歯止めはあります.(例:裁判員が全員一致で有罪としても,裁判官全員が無罪の結論であれば無罪となる.量刑についても,裁判員全員が死刑としても,裁判官が無期懲役・有期刑・有期刑であれば無期懲役となる.)このような制度がうまく機能すれば,「国民の司法参加」そのものの価値は一概に否定できないということもできると思います.
しかし,過度な迅速化による精密司法の崩壊や,裁判の多面的機能の喪失など,裁判員制度には利点よりも問題点のほうが多いのではないかと感じます.そのため,裁判員制度は今からでもやめたほうがいいのではないかと思います.
●裁判員制度が機能するとすれば
仮に,裁判員制度が「被告人が裁判員による裁判を選ぶ権利」として位置付けられるとすれば,話は変わってくるかもしれません.否認事件のうち,特に自白の任意性が争われる事件などは,今でも裁判所の認定が「極めて検察寄り」と批判されることがあります.例えば痴漢えん罪のような重罪といえない事件でも,このような問題はたびたび生じています.また,政党のチラシ配りによる建造物侵入事件のような,国民の一般的な感覚では処罰に値しないと考えるだろう事件について有罪の判断が出ることさえあります.このような場合に,裁判官による裁判では自分の権利が守られないとして,被告人が裁判員による裁判を求める権利として位置付けるのであれば,裁判の1つのあり方としてはありえるように思います.
しかし,裁判員制度は一定以上の重大な事件について必ず実施されることになっており,被告人の権利という位置付けにはなっていません.裁判員制度により被告人の権利(慎重かつ丁寧な裁判を受ける権利)が損なわれる危険性については,やはり懸念せざるを得ません.
自動車の免許を,いわゆる「一発試験」で取得した知人と話をしていて,「こっちは試験場でクソ難しい試験を受けるわけですよ.それで,その横で『抽出』ってのをやってて,教習所(指定自動車教習所)を卒業した人(実技試験免除の人)が,ランダムに何人か運転させられて,教習所がちゃんと指導しているかを調べるのがあるんですけど,それがほんとにヘタクソが多くて,平気で乗り上げたりしているわけですよ.こっちは乗り上げたら即不合格,終了なのに.」という話がありました.
私は二輪も四輪も教習所に行ったので試験場で実技を受けたことはないのですが,「抽出」の存在は聞いたことがありません.県によって違うのか,それともある時期から導入された制度なのか,非常に気になっていろいろ調べてみました.
googleなどで見る限り,特に二輪を受けた人は教習所で「試験場で運転させられることがあるのでそれなりの服装で」という注意を受けることがあるとのことですが,私はそんな注意を受けたことがありません.
制度的なことを調べてみると,抽出検査は「指定自動車教習所業務指導の標準について」という警察庁の通達に基づき各県警が実施している一般的な監督の中に明示されているもので,全国で行われている制度のようです.なお,知人は「これであまりにもヘタクソだったら,免許没収(不合格)ってあるんですかね」とも言っていましたが,抽出検査はあくまでも免許試験の後に行われるもので,指名されたからといって受ける義務もありませんから,制度的に免許が回収されることはありません.もし抽出検査の車庫入れや縦列でポールにぶつけても,「三角窓の位置が違ったのでぶつけました」と言い訳しておけば大丈夫(なはず).抽出の結果,補習が必要と思われるような水準だった場合は,教習所に対する警察の指導が強化されるとともに,当該受験者には教習所で補講を行う,ということです.
最後に,これをご覧の方で,これから免許試験を受けられる方に,抽出検査を絶対に受けなくて済む朗報があります.私は東京都しかわからないので,他県では通用しないことも多いと思いますが,東京都には3つの試験場があって,うち江東試験場は指定教習所卒業の実技免除者を対象にしているため,実技のコースを持っていません.何があっても抽出検査はご免こうむる,とお考えの方は,学科試験しか行っていない試験場で試験を受けることにすれば,抽出検査は絶対にありません.(しかし,東京の東のほうの教習所は,西のほうに比べて抽出される卒業生が少なくならないのだろうか?)
もう1つの方法として,自分が住んでいる県以外の教習所に通い,学科試験を住んでいる県で受けるという方法があるようです.管轄外の教習所には監督が及ばないので,結果的にこのようになるらしいのですが,実際のところは定かではありません.
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