熊本市の病院に設置された新生児無人保護窓口(報道等では「赤ちゃんポスト」)に託された乳幼児が6人になっていたことがわかりました.そのうち今月預けられた1人は,両親が児童相談所に出頭して親元に帰されたとのこと.
気になるのは,6人のうち5人が男児だった,ということです.母集団が6人にすぎないため,これをもって判断するのは早計ですが,この傾向が変わらなければ「手におえないのは男の子ばかり」ということになってしまいます.
新生児保護窓口に預けられる子と被虐待児を一緒にするわけにもいきませんが,そもそも親の精神的行き詰まりが子への虐待(さらには致死)に向かうのならば,という意図で設置されたものでもあるので,ある程度の参考にはなると思い,既に多くの事例がある虐待について調べてみました.
googleで少し調べただけですが,厚労省の補助金事業で熊本大の法医学教室が死亡児の法医解剖などを通じて被虐待児の実態を調べた論文(リンク(PDF))が見つかり,日本法医学会の資料をもとに作成したデータベースでは,1992~98年の7年間で身体的虐待により死亡し解剖された251例について,男児134名女児116名(性別不詳1名を含むため合計は一致せず)と「やや男児が多い程度」,ネグレクトによる43例は男児21名女児22名と「ほぼ半々」と,極端な差異は見られない結果でした.しかし,0歳児に限ってみると,身体的虐待が男35:女23,ネグレクトが男12:女6と,差が見られます.
私は一人っ子で母は専業主婦でしたが,それでも「それはもう大変だった,女の子だったらどんなに(以下略)」と言われたものです(私だけかもしれませんが).しかし,男女の差が出てくる可能性があるのは3歳くらいから後の話だと思います.(子どもがいない私にはよくわかりませんが.)例の保護窓口はあくまでも新生児を想定したものですので,今後もし男の子ばかり保護窓口に預けられるのであれば,なぜ男の子ばかり?という謎は深まっていくばかりです.
あらあら、男の子と女の子は生まれたときから違うのよん。
新生児から1歳の間で、わがままなのはあきらかに男の子です。
育てるのが、女の子の方が楽なのは、生まれてからわりとすぐに実感します。
投稿情報: RYUIII | 2007/08/21 21:59